C4 2000系

車両の概要

 

落成年事態は、2004年であるが、2005年に開港した中部国際空港アクセスを目的に作られた車両である。

当車両には「ミュースカイ」の愛称がある。これは就役を前に車両名を一般公募した際、名古屋鉄道の略称である名鉄(Meitetsu)の頭文字「M」と名鉄特急の特別車の愛称「μ(ミュー)」と空港をイメージさせる空の意味である「sky」を組み合わせた「ミュースカイ」がふさわしいとし命名した。

その後、2008年12月からはこの車両を用いる専用の列車種別としても使われている。(これまでは、全車特別車の快速特急として運用されていた。)そのため、過客期には1600系(1700系)系が重連で運用に入っていた。

 

全車両の製造を豊川の日本車両製造が担当した。

2005年度のグッドデザイン賞、2006年度には、名鉄車両として4例目となるローレル賞を受賞している。

1000系全車特別車編成および1600系(1700系)が撤退した。

現在、全車特別車特急の部類としては同系の後継車両としての意味合いが強くなっている。

なお、名鉄内での運用上の略号は、当ホームページでも使用しているように「C4」で、3両編成時代は「C3」であった。

 

4両固定編成で両開きの貫通扉を装備し、朝・夕ラッシュ時には、4両を増結し8両で運行されている。

貫通扉を備えた車両としては、1600系(1700系)に続くもので2017年2月現在、当車両以降貫通扉を備えた車両は、製造されていない。(2200-2300/2330系は、準備工事のみ。)

方向幕は、前面、側面ともに三菱電機のオーロラビジョンR-STAYとなっている。

外観は、2200-2300系と同時期に製造されており、同じ仕様になっている。

 

電気指令式ブレーキを採用しているため、同じシステムを持つ3000番台の列車(・3500/3700/3100系、・3300/3150系)との併結運転が可能である。本系列については車体傾斜装置が活かせなくなるため営業運転では実施しないことになっているが、試運転や回送列車で行われている。

(原則他系列との併結は、ないが2011年3月のダイヤ改正以降回送列車としては、

茶所検車区~岐阜、犬山検車区~犬山のみではあるものの、見ることが可能である

また、舞木検査場への入場回送で見れる場合もあり。)

 

最終更新 2017.3.1

運用区間

 

2013年現在の定期運用では以下の区間で専用種別「ミュースカイ」としてのみ運転されている。

  • 常滑線・空港線:全線(神宮前 - 中部国際空港)
  • 名古屋本線:神宮前 - 名古屋 - 岐阜
  • 犬山線:全線(枇杷島分岐点 - 新鵜沼)
  • 各務原線:新鵜沼 - 三柿野
  • 広見線:犬山 - 新可児

なお、臨時列車などでは上記区間以外に名古屋本線の伊奈駅まで、尾西線、蒲郡線、河和線、知多新線と西尾線や各務原線経由で名鉄岐阜駅までの入線実績がある。

その他の写真

 

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形式 ク2000 モ2050 モ2150 モ2100
区分 Tc M M1 Mc
車両番号

2001

2051 2151 2101 1次車
2002 2052 2152 2102
2003 2053 2153 2103 2次車
2004 2054 2154 2104
2005 2055 2155 2105
2006 2056 2156 2106
2007 2057 2157 2107
2008 2058 2158 2108
2009 2059 2159 2109
2010

2060

2160 2110
2011 2061 2161 2111

3次車

2012 2062 2162 2112
搭載機器 CP CP CP,VVVF/SIV,PT  VVVF/SIV,PT  

 

 

Wikipedia参照